学生の矯正
学生の矯正

中学生・高校生になると、より綺麗になりたい、歯並びのでこぼこや出っ歯を治したいという気持ちが芽生えてくる時期かと思います。しゃべるときに口元を隠してしまう、写真を撮るときに笑うことができない、そんな悩みを抱えている方も多いと思います。「矯正治療で歯並びを治すことによって自信が持てるようになった」、そう言っていただけるように、当院はみなさまを全力でサポートいたします。
個人差はありますが、中学生・高校生は身体・顎の成長が終わりに近づいている時期でもあり、永久歯が生えそろい、一つ一つの歯を理想的な歯並びにするために動かしていくことができます。歯の動くスピードも、比較的一般的な大人の方よりも速く、治療期間が短くなる場合が多いです。
学生中は部活、勉強等忙しい時期もありますが、社会人と異なり規則的な生活が可能なため、矯正治療中の定期的な通院には有利です。
学生であっても一般の成人矯正治療と同様に、歯の表側にワイヤーを装着する治療が一般的です。
当院では表側の装置の見た目に対する悩みをお持ちの患者さんのために、従来の銀色の装置ではなく比較的目立ちにくい色の装置を使用し、矯正治療を行うことが可能です。
未成年の方の初診相談は、大まかな治療内容と治療期間の他、料金の説明もいたしますので、保護者の方と一緒に来られた方が、治療開始までスムーズに進みます。
基本的に、運動をすることで矯正治療に影響を及ぼすことはありません。しかし、激しい接触の可能性がある競技(ラグビー、格闘技など)や、転倒時に顔面を強打する可能性がある競技(スキー、アイススケートなど)は、装置によって口の中を怪我してしまう場合があるので、注意が必要です。上記のスポーツをしている場合は、初診相談時に一度ご相談ください。ご希望があれば、スポーツ用のマウスガードを作製することも可能です。
学生の内は部活動や勉強で忙しく、とても歯並びのことまで考えられないかもしれません。しかし、社会人になると、職種によっては日中の自由な時間がなかったり長期の出張があったりと、定期的な通院が難しくなってしまう場合もあります。比較的規則正しい生活が送れる学生時代は、矯正治療を受けるチャンスでもあります。部活や勉強で忙しく今は矯正治療のために時間が取れるかわからない、という方は、一度ご相談だけできていただき、歯並びの状況を確認して、矯正治療の適切な開始時期について一緒にお話できればと思います。治療期間中に、進学や就職で遠方に引っ越すご予定の方については、引っ越した先で治療を開始した方がよい場合もあり、そのような場合は転院の手続きも可能です。
また、治療期間中に、留学などで、治療を中断する場合は一時的に装置の一部または全部を外すことは可能です。その場合、装置を外している期間は歯並びを維持するためにマウスピースを使用していただきます。再装着の際には再装置の料金(50,000円+税)が発生しますのでご了承ください。
中高生で矯正治療を始めると、早い段階からきれいな歯並びで思いっ切り歯を見せて笑う素敵な笑顔に自信が持てます。比較的、新陳代謝が活発で歯が動くスピードが速いと言われています。また、歯磨きをしやすい状態にすることで、将来的なむし歯や歯周病のリスクを減らすことができます。
矯正装置の見た目が気になる。
歯が動く痛みを感じる。
装置により口内炎ができやすくなる。
① 矯正歯科装置を付けた後しばらくは違和感、不快感、痛みなどが生じることがありますが、一般的には数日間~1、2週間で慣れてきます。
② 歯の動き方には個人差があり、予想された治療期間が延長する可能性があります。
③ 矯正歯科装置の使用状況、顎間ゴムの使用状況、定期的な通院など、矯正歯科治療には患者さんの協力が必要であり、それらが治療結果や治療期間に影響します。
④ 治療中は矯正歯科装置が歯の表面に付いているため食物が溜りやすく、また歯が磨きにくくなるため、むし歯や歯周病が生じるリスクが高まります。したがってハミガキを適切に行い、お口の中を常に清潔に保ち、さらに、かかりつけ歯科医に定期的に受診することが大切です。また、歯が動くと隠れていたむし歯があることが判明することもあります。
⑤ 歯を動かすことにより歯根が吸収して短くなることや歯肉がやせて下がることがあります。
⑥ ごくまれに歯が骨と癒着していて歯が動かないことがあります。
⑦ ごくまれに歯を動かすことで神経が障害を受けて壊死することがあります。
⑧ 矯正歯科装置などにより金属等のアレルギー症状が出ることがあります。
⑨ 治療中に顎関節の痛み、音が鳴る、口が開けにくいなどの症状が生じることがあります。
⑩ 治療の経過によっては当初予定していた治療計画を変更する可能性があります。
⑪ 歯の形の修正や咬み合わせの微調整を行う可能性があります。
⑫ 矯正歯科装置を誤飲する可能性があります。
⑬ 矯正歯科装置を外す際にエナメル質に微小な亀裂が入る可能性や、かぶせ物(補綴物)の一部が破損する可能性があります。
⑭ 動的治療が終了し装置が外れた後に現在の咬み合わせに合った状態のかぶせ物(補綴物)やむし歯の治療(修復物)などをやりなおす必要性が生じる可能性があります。
⑮ 動的治療が終了し装置が外れた後に保定装置を指示通り使用しないと、歯並びや、咬み合せの「後戻り」が生じる可能性があります。
⑯ あごの成長発育により咬み合せや歯並びが変化する可能性があります。
⑰ 治療後に親知らずの影響で歯並びや咬み合せに変化が生じる可能性があります。また、加齢や歯周病などにより歯並びや咬み合せが変化することがあります。
⑱ 矯正歯科治療は一度始めると元の状態に戻すことは難しくなります。